ブルーレマン名古屋・スタッフブログ
愛知県名古屋市のゲストハウス・結婚式場

ブルーレマンスタッフブログをご覧の皆様
こんにちは。

なんか最近急に涼しく…というか寒くなりましたね
気付けばもう9月が終わり…
あっという間に10月に突入。

10月は、1年の中でも結婚式が一番多い月。
気候もよくて過ごしやすい
秋晴れも多い月です。

きっと全国的に結婚式が多い時期です。
たくさん幸せなカップルが生まれているはず。
幸せなシーズンですね。

先日、シルバーウィークになんと祝日にお休みをいただいたので
福井から、母と祖母が名古屋に遊びに来ました

トップシーズン真っ只中で
少し朝はゆっくり寝たいな・・と思ったのもつかの間

「朝9時にそっち着くよ」

とメール。

「名古屋城に行きたいと思ってる」

「栄とやらにも行ってみたい」

わくわくしてるのがとても伝わってきます(笑)

よく考えると、祝日にお休みを貰うことは珍しいので
母と休みが合って 名古屋を観光したりすることもありませんでした

4年目にして初の名古屋観光

私も楽しみにしていました
私の家に着くなり
まずはコーヒーを飲もうとコーヒーを入れ出す母

その横でおばあちゃんが家から持ってきたブドウを出し
食べ始めます

名古屋城いくの?
と聞くと
「ばあちゃんは名古屋城はどっちでもええ。なほちゃんに会えればそれでいいんにゃ」

名古屋城どっちでもいいんや!と心の中でつっこみを入れながらも
ばあちゃんの言葉が嬉しかったです

うちのおばあちゃん可愛いんです。
今年で85歳

福井の実家には畑もあり
毎朝5時に起きて畑に行きます

数年前
膝が悪く、立ったり座ったりさえも難しく
あまり一緒におでかけしたりできないね
と言っていたおばあちゃん

家族のすすめで 膝の手術をし
歩くことが苦ではなくなりました
今では元気いっぱい、畑にも自転車で繰り出します

一時期は 「ばあちゃんはあんま遠出したくない」
と言っていたのを知っていたので
今回 名古屋に来ることも楽しみにしてくれ
こうやってはるばる母と一緒に来てくれたことが 私はなにより嬉しかったです


「せっかく名古屋来たから、名古屋名物食べよう」

栄に買い物がてら、ひつまぶしを食べに行くことにしました

ひつまぶしの老舗のお店の中でも
いちにを争う有名店。
祝日ということもあり お店の前には長蛇の列。
ばあちゃんの表情が少し曇るのが気になります

やはりいつもは実家の畑で採れた野菜で作った煮物や
おひたしを食べているため
こういうご飯が口に合うかもとても気がかりでした

こんなに長時間待って
もし、「ばあちゃんちょっとしかいらん」
と言って食べなかったらどうしよう・・・


やっと席について
運ばれてきた ひつまぶしを前にして
「あら~おいしそう」
と一言

そして、口に運んで
「おいしいわ~」
と嬉しそうに食べる姿に 
孫は心の底から嬉しくなりました

本当に美味しかったんだなというくらい
たくさん量も食べてくれて

最後店員さんに
「おいしかったです
 福井からはるばる来たんです
 孫に会いに来たらまた来るでの」
と話かけてしまうくらい美味しかったみたいです(笑)


「ひつまぶし」は
私とばあちゃんにとって 想い出の料理になりました




職業柄かもしれませんが
〝この料理を結婚式で出したい”
と思いました

フレンチはやはりおばあちゃんたちの口にはなじみのない料理・・・
あんまり食べれなかった
と終わってしまうのではなく

「あのとき 孫と一緒に食べた 想い出の味」

それが再現できたら。

「ばあちゃんが美味しいと言って食べてくれた
 一緒に無言になって食べたあの時間が うれしかった」

この気持ちを結婚式で伝えたいと思いました


きっと結婚式はそんな小さなひとつひとつの集まりなんです

あの子とのあの想い出を再現
あのとき嬉しかった気持ちの恩返し

その「ひとり」にしかわからなくても
その「ひとり」にとっては とびきり嬉しい瞬間

そんな積み重ねの一日であってほしいです


準備を重ねる中で 
結婚式に招待するひとり、ひとりの顔を思い浮かべて
その人との想い出を振り返ってください
開けてなかった引き出しも開けてみてください

もしかしたら、「結婚式でこんなのやれるかな」
浮かんでくるかもしれませんね。
プランナーにも話してみてください。
「この人とはこんな想い出があって…」
そんな想い出話から、「じゃあこんなことやってみませんか?」
演出が生まれることは、本当に大いにあると思います。



「ばあちゃんが元気なうちに結婚式をしたい」

これは、この職についてから
更に強く思うようになりました

お孫さんの結婚式に参列されているおじいちゃん、おばあちゃんは
本当に 他のゲストとは違う 喜びに溢れています
おじいちゃん、おばあちゃんの喜びは「お父さんお母さんの喜び」にもつながります

披露宴の中で、
中座に選んでもいいです
おじいちゃん、おばあちゃんの好きな曲を流すでもいいです
席に小さい頃、抱っこしてもらってる写真を置いてもいいです
テーブルラウンドでお花を一輪プレゼントしてもいいです

本当にささいなことでも
おじいちゃんおばあちゃんにとっては、一生の宝物になると思います

ぜひプランナーに相談してみてくださいね。


ばあちゃん、結婚式もうちょっと待っててね!!
早くおばあちゃん孝行がしたい中村がお送りしました

ラストは、全然笑ってない記念写真で(笑)
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